3月21日(土)9時半より
高野山真言宗僧侶により、全国各地のお寺を回ってご縁をつないできた結縁行脚法会も内吉野支所をもって、いよいよクライマックスです。
3月の御影供の日での法会という役を受けさせて頂きました。
1、飛行三鈷
2、不滅の聖灯
全国を回り、今回の法要の主役となるのがこの2つの法具です。
<飛行三鈷>
弘法大師が唐で密教の伝授を終えられて帰朝される際、「先に日本に帰り、教えを広める場所を示せ」と唐の海岸より投げられた法具が三鈷杵でした。
その三鈷杵ははるか日本まで飛んで、高野山の松の木に掛かっていたということです。
弘法大師は狩場明神の犬に連れられて高野山にたどり着いたのち、三鈷杵を発見して「教えを深めるための地は高野山で間違いない」と思われたそうです。
<不滅の聖灯>
高野山奥の院には、1000年ものあいだ護持されてきた燈火があります。かつては「貧女の一灯」として知られてきた聖灯「祈親灯」です。
「貧女の一灯」の名前の由来を紹介しましょう。
むかし、亡き父母の菩提のために奥の院に小さい燈明をお供えした貧しい娘がありました。娘は裕福ではないために、その燈明代に自身の黒髪を売ってしまったということです。
ちょうどそのとき、一人の長者が万という数の燈明をお供えして奥の院を盛大に飾っていました。長者は娘が供えた小さい燈明を見て、「みすぼらしいからどけてくれ」と言いました。
その時一陣の風が吹きました。長者の燈明は、はしからすべて風に消えてしまいました。しかし、娘が供えた小さい燈明だけが消えずに灯っていました。
長者は自身の驕りを感じると同時に、娘の孝行心を知りました。
高野山の僧たちはこの燈火を1000年守り、高野山・弘法大師の心として護持してきたのです。
・法会当日、芳名を受け付けております。
芳名頂いた方はお守りとお札を授与し、お名前を高野山伽藍の中門に永代に納めさせて頂きます。
・聖灯の分灯も予定しております。
自宅のお仏壇・またお墓にお供えされることをお勧めしています。
詳細は寺務所までお問い合わせください。
轉法輪寺寺務所0747-22-4403<朝8時~午後5時まで受け付け>